正装向きのTシャツ
Tシャツが似合わない格好というのは、あまりないように感じます。
このごろは、わりとかっちりしたスーツのインに着たりしてもおかしい感じにはなりません。しかし、この場合、少しカジュアルダウンしたおしゃれを楽しむという印象になります。
ですから、結婚式やお葬式などの正式な冠婚葬祭には、なかなかTシャツを着ている人を見かけることはありません。
特に、田舎で生活をしていると、正式でない服装をしていると回りのひとの目も気になりますし、家族にも止められてしまいます。その場所で1人だけ存在が浮いてしまいます。
中には、おしゃれな人なら、結婚式に着ていけるようなデコルテがきれいで、素材も正式なところに着ていってもおかしくないようなステキな正装向きのTシャツというものを持っている人がいるかもしれません。そういう意味では、一概に似合わないといえないかもしれません。
でも、やはり正式な夜のパーティーファッションなどのドレスには、なかなかTシャツは似合いません。
ドレスがシンプルであればあるほど、美しさを際立たせるアイテムを追加していくことになるので、初心者には合わせられないでしょう。そんな格好にあわて美しく着ることができるひとは、かなりのおしゃれ上級者と言えます。
Tシャツにタイトスカートをあわせている女性
Tシャツが似合わない格好といえば、会社への通勤スタイルに選んだときにほとほと感じたのが、足元がシックな黒のパンプスだったときです。
デザイン的には 落ち着いた柄のものを選び、生地の色は白でしたし、ボトムに選んだのは黒いタイトスカートだったので、私の中のイメージではこれでしっくりくるはずだったのです。
またTシャツにタイトスカートをあわせたところまではよかったのですが、実際に、じゃあ、会社に行ってきますといって家を出て、バス停で待っているときにふと自分の姿を見下ろしてみると、どことなくちぐはぐな感じがぬぐいきれません。
これは、上はカジュアルなのに、下に行くほどにだんだんとかちっとした雰囲気になっていくというのが、ミスマッチの原因だと思い当たりました。
そこで、周囲を見渡してみると、確かにTシャツにタイトスカートをあわせている女性は多くいます。何が違うのだろうと思ってよく見ると、それは靴にありました。
つまり、夏なので、たいていの女性がサンダルを、それもかかとのわりと高いサンダルを履いているのです。
そうか、このカジュアルな雰囲気をかもし出してしまうTシャツを引き立てるには、足元も少し肌が見えるサンダルにしなくてはいけないのだということが、よく分かった体験でした。